19日に行われたJ1リーグの第34節。アビスパ福岡は、敵地で鹿島アントラーズと0-0で引き分けた。

前節リーグ戦で12試合ぶりに勝利を収めた福岡だが連勝とはならず。その一方でクラブ初となる4試合連続無失点となった。

そんな試合後、ホーム鹿島サポーターのもとへ向かい、深々と頭を下げる福岡のブラジル人FWウェリントン(36)の姿があった。

福岡のFWウェリントン

その理由について、ウェリントンは以下のように語っている(Jリーグ公式の選手コメントより)。

「サッカーというのは得点を取ったり取られたり、ときにはぶつかったりケガをしたり、ケガをさせてしまうスポーツなので、関川(郁万)選手と当たったときは自分が鼻を切って出血してしまったんですけど、それはお互いに悪意を持ったプレーではありませんでした。

ただ、そのときは鹿島さんのサポーターも、チームを勝たせたいという思いで応援していますし、自分もそれに負けじと試合に勝ちたいと思っていました。お互いに冷静じゃないときに少しジェスチャーをしてしまいました。

そのときに煽られたというか、ブーイングを受けたのですが、きっと鹿島さんのサポーターは何が起きて、どのようにケガをしたか分からなかったと思います。

そういうときにジェスチャーをしてしまった以上、試合が終わって冷静になったときには謝って、お互いに気持ちよく帰るべきだと思うし、サッカーはみんなサッカーファミリー。お互いにリスペクトし合うことは非常に大事なことなので、そういう思いで自分のジェスチャーに対して一言、『ごめんなさい』という思いで行きました」

前半17分、セットプレーの際に鹿島DF関川と接触したウェリントン。熱くなったウェリントンは主審に抗議したあと、ブーイングを送る鹿島サポーターに対しても反発するような仕草をみせていた。

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そのことについて謝るために試合後、鹿島サポーターのもとへ向かったとのこと。ウェリントンが深々と頭を下げると、鹿島サポーターも拍手を送っていた。

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