かつて日本代表でキャプテンを務めた吉田麻也。名古屋グランパスから海外に飛び出すと、オランダ、イングランド、イタリア、ドイツ、そして、アメリカでプレーしてきた。
その彼がTokyo FM『吉田麻也の切り替えて行こう!』で、アスリートの人柄について語った。
来日したクリスティアーノ・ロナウドの「なぜ笑うんだい」発言に感動したというリスナーから人柄のいいアスリートについて聞かれるとこんな話をしていたのだ。
「トップアスリートは魅力的な人が多いんですよ。もちろん、人によりますよ。トップでも本当にひどい人だなっていう人もなかにはいるしね、正直(笑)
でも、例えば、日本代表でずっとやってる選手は、人間性にも優れているっていうのは、たびたびこのラジオでも言ってますが。
例えば、この間、テニスのノヴァク・ジョコヴィッチがMLSの開幕戦を観に来て、写真を撮ってもらったり、ちょっと話したりしたんですけど、めちゃくちゃいい人でしたね。受け答えもすごい丁寧にしてくれるし、素晴らしいなと思いました。
僕はグランパスの下部組織出身だったんですけど、ある日、グランパスの練習(場)の近くの駅のレストランでご飯を食べてたんですよ。
そうしたら、当時大ベテランだった藤田俊哉選手、今はジュビロ磐田の強化部長なんですけど――がいらっしゃって、挨拶をするじゃないですか、こんにちは!って、僕らグランパスの服を着てるので。そうしたら、こんにちは!って。うわぁ、すげぇ、藤田いるぞとかこそこそ話したりするんですよ、アカデミーの子は。
そんなことも忘れて、ご飯を食べて、帰ろうっていったら、なんと藤田俊哉選手がお会計をしていてくれたんですよ。『かっけぇ、藤田、かっけぇ!』って僕らは…。その時にこういう選手になりたいって思いましたね」