7日に最新メンバーを発表した日本代表。記者会見に臨んだ森保一監督に対し、記者から選考基準についての質問があった。
日本代表は現在、冨安健洋(アーセナル)と伊藤洋輝(バイエルン)が負傷で離脱中。代わって高井幸大(川崎フロンターレ)、瀬古歩夢(グラスホッパー)が呼ばれているが、一方でベルギーで評価が高いDF渡辺剛(ヘント)はアジアカップ以来招集を受けていない。
またFW陣ではドイツ・ブンデスリーガで4得点を決めている町野修斗(ホルシュタイン・キール)が外れる一方、イングランド2部の大橋祐紀(ブラックバーン)が選出されている。
いわゆる世界的な評価基準となぜ違う選考になるのか?森保監督は以下のように回答した。
「我々も今言われたリーグのレベルと市場価値という資料は全て見ています。
基本的には5大リーグでプレーしている選手(をベースに選ぶ)。いろんなデータを出す組織がありますので、その組織が出す国のランキング、国別のフットボールのランキングというのは見ていますがそこはあくまでも一つの基準です。
我々が見ている中で、そして我々が活動を通している中で、普段やっていることと今度はまた違うチーム…『日本代表』として戦う。そこでどういう存在感を出せるかということは…すみませんそこは“総合的に”としか言えません。総合的に判断させていただいています」
資料にはすべて目を通しているとした上で、代表チームに合う・合わないを考慮してあくまで「総合的に判断している」とのこと。
最新版!「ヨーロッパから見た市場価値」が最も高い日本人10名
なお、『Transfermarkt』における最新の評価額で、渡辺は冨安、伊藤、町田浩樹に次いで日本人DF(センターバック部門)で4位。FW(ストライカー部門)では古橋亨梧、上田綺世、町野、小川航基の順番で続いている。