フランス代表は今月行われるイスラエル、イタリア戦に向けたメンバーを発表したが、キャプテンでもあるキリアン・エムバペはまたも選外となった。
今季レアル・マドリーに移籍したエムバペは、10月の代表戦にも招集されず。その際、ディディエ・デシャン監督は「彼は深刻な問題を抱えているわけではない。リスクを冒すつもりはない」と説明していた。
その後、インターナショナルブレイク中にはスウェーデンで性的暴行容疑による捜査対象になったことも物議を醸した。デシャン監督は、エムバペを今回も招集しなかった理由をこう説明している。
「彼と何度も話し合い、考えた末にこの決断を下した。この方がいいと思う。議論するつもりはない、これは一回限りの選択だ。
キリアンは来たがっていた。推定無罪が存在する時点から、スポーツ以外の問題は絡んでこない。キリアンと直接話をしている。これ以上は言いたくない。決断するのは私の責任であり、その責任は私が負う」
そうしたなか、フランス人ジャーナリストのロマン・モリーナ氏の持論が話題になっている。
自身のYouTubeで「エムバペはフランス代表復帰を望んでいない。なぜか? 世間から切り離された彼と彼の母親は、自分たちに対する陰謀があり、人々が自分たちを恨んでいると信じているからだ。特にフランスのマスコミは、世間が彼を嫌う原因になっていると言われている。彼の側にはある種の嫌悪感があると言われている」などと話していたのだ。
エムバペはEUROで戦犯扱いされたが、あまり批判されることに辟易し、代表に愛想をつかしたとか…。
彼は12月で26歳になるがこのまま代表引退となれば衝撃的。来年の代表招集発表が大きな注目を集めそうだ。
なお、エムバペはレアルでここ5試合で1ゴールと低調。カルロ・アンチェロッティ監督は「エムバペペは他の選手と同じように(調子が)落ち込んでいる。彼が抱えている問題は、誰もが抱えている問題だ。ヴィニシウスやロドリゴ、ジュード・ベリンガムを指してもいい。誰にとっても難しい瞬間だ」とチーム自体が苦しい状態にあると説明している。