イングランド代表主将FWハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)は13日、代表離脱者が相次ぐ状況に苦言を呈した。『BBC』が伝えた。
イングランドサッカー協会(FA)は11日、UEFAネーションズリーグを戦うイングランド代表からDFトレント・アレクサンダー=アーノルド(プレミアリーグ、リヴァプール)やMFコール・パーマー(プレミアリーグ、チェルシー)ら計8選手が離脱することを発表した。
これを受けて、14日に行われるギリシャ代表戦の前日記者会見に出席したケインは「残念だ。シーズン中という厳しい状況がこの現象を招いたのかもしれないが、正直に言ってあまりいいことだとは思わない。代表はクラブよりも優先されるべきだ」とチームメイトに厳しい言葉を投げかけた。
「イングランドは何よりも重要だ。ギャレス(サウスゲイト元監督)は代表としてプレーする喜びを取り戻してくれたし、どのキャンプでもみんな興奮し、プレーすることを望んでいた。そのやる気が消え始めた選手がいれば、決断を下すことも恐れなかった」
イングランド代表監督を8年間務めたサウスゲイト氏が植え付けた『代表の誇り』が失われつつあることを嘆いたケイン。イングランド代表はギリシャ代表と対戦した後、17日にはアイルランド代表と対戦する。