鹿島アントラーズのFW鈴木優磨の禊(みそぎ)発言が話題となっている。

30日に行われたJ1リーグ第37節で鹿島は、2-0でセレッソ大阪に勝利。鈴木は14分に左足での素晴らしい追加点を決めた。

その鈴木は、試合後のフラッシュインタビューで「退場して非常に反省しました。今日点を取って勝たせたら禊(みそぎ)は終わりだと思っていたので。やっと禊は終わったとはっきり言えます。禊は終了しました」とコメント。

インタビュアーから「大きな声でもう一回言っておきますか」と促されると、「禊は終了しました」と宣言した。

禊とは、身に罪や穢れのある者、または神事に従事しようとする者が川や海の水で体を洗い清めること。現代では「してしまった良くないことの責任を果たす」という意味でも使われる。

鈴木はピッチ上で喜怒哀楽をストレートに表現する選手として知られ、その激しい性格が日本代表に招集されない理由の一つとも言われている。

先月9日の名古屋グランパス戦では報復行為により自身初のレッドカードを受け、このC大阪との試合が復帰戦だった。

その反省を込めた言葉だったが、それ以外にも理由があったようだ。

インタビュアーを務めた藤原美佳さんが試合後、自身のX(旧Twitte)でこんな裏話を明かしている。

「C大阪vs鹿島は0-2で鹿島の勝利。2得点目を決めた鈴木優磨選手、出停の後、お婆様から叱られた話を事前の取材でメディアに出してくれる人間味溢れる方で。そして今日のインタビューとなり、禊のくだりが…私が突っ込んだことに『全然大丈夫!』とウインクでもしてくれそうな表情で帰って行かれました」

退場して出場停止になったことを祖母から叱られていたのだという。

鈴木はかつて『LIXILxSPORTS』のYouTubeに登場した際、「ばあちゃんは出発前に『ゴールを決めて』『勝たせて』『ケガしないでね』じゃなくて『要らないイエローをもらわないように』と必ず言ってくる」と話していたことがある。

どうやら祖母からの叱咤がかなり堪えていたようで、それが今回の禊発言につながったようだ。

なお、フラッシュインタビューでの軽妙なやり取りは、事前に情報を共有していた藤原さんだからこそできたこと。

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藤原さんは1日にも改めて、「あまりの反響の大きさに私はもう熱が出そうです…笑。鈴木優磨選手に感謝すると共に最終戦でのゴール期待しています!インタビュアーとして今後も精進いたします」と投稿していた。

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