22歳の江頭一花も所属するアルゼンチン名門、リーベル・プレート。
21日にサンパウロで行われたブラジルレディースカップのリーベル女子対グレミオ女子戦で問題が起きた。
グレミオが同点ゴールを決めた後に騒動が勃発。リーベル選手がボールボーイに猿のジェスチャーをしたことで大きな騒乱が起きたとされている。
人種差別があったと報告され、リーベル選手6人が退場処分となり、試合は打ち切られた(グレミオの3-0勝利と認定)。
試合後にリーベルの選手たちはサンパウロの警察署に連行され、4選手が人種差別容疑で逮捕されたという。逮捕されたのは、18歳、19歳、24歳、25歳の選手。
逮捕された4選手はサンパウロの刑務所に移送されるというが、弁護士が身柄の解放を求めている。
ただ、『Ole』によれば、ブラジルでは非常にデリケートな問題であり、日程的にも複雑な状況にあるという。日曜は休日で、月曜を挟んで、クリスマスイブ、クリスマスになるためだ。
弁護士は人身保護令状を提出したそうで、これは権力によって違法に自由が脅かされた場合にそれを保護するためのもので、緊急の問題を解決する迅速な手続きになる。
裁判官は両当事者に審問への出頭を求め、審問が終わると決定を下す。勾留が合法だと判断された場合は人身保護令状は却下され、そうでなければ関係者の即時釈放を命じる。
リベールは問題解決に全力を尽くしており、弁護士は楽観視しているそう。ただ、選手たちが釈放され、家族とともにクリスマスを過ごすことができるかどうかは、まだ不透明。それは迅速な判決にかかっているが、タイミングと事実そのものから、そう簡単にはいかないだろう、とのこと。
すでにリーベルは人種差別を非難しつつ、「適切な懲戒措置を講じる」との声明を出している。ただ、そうするにも選手たちが保釈されなければならないとのこと。