ベトナム代表は5日、ASEAN三菱電機カップ決勝戦2ndレグで石井正忠監督率いるタイ代表と対戦。3-2で勝利し、合計スコアでも5-3となり、同大会を優勝した。
日本ではあまり馴染みのないASEAN三菱電機カップだが、別名「東南アジアのワールドカップ」とも称されており、東南アジアのサッカーファンにとっては最も大切な大会のひとつでもある。
2024年からは大会名に「ASEAN(東南アジア10か国からなる地域連合の呼称)」をつけている同大会。そうした事情もあり、ASEANの中でも大国の地位を目指しているベトナムの同大会への本気度は相当なもので、今回の優勝は国を挙げての大騒ぎとなっている。
既に代表チームはファム・ミン・チン首相から勲章が授与されているほか、ハノイ市内ではベトナム国旗を掲げた大量のバイクが歓喜の走行を行っている様子がSNS上に多数投稿されている。
Crazy scenes after Vietnam win ASEAN Cup Hanoi Streets pic.twitter.com/lD9IUH7Y9f
— Dave Young (@Davido083) January 5, 2025
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このような東南アジアでのサッカー熱を受け、近年ではJリーグも積極的に東南アジア市場を開拓する姿勢を見せている。こうしたサッカー熱が日本にも波及する日が来るのだろうか。