「東南アジアのワールドカップ」ともいわれる東南アジア最強国を決めるASEAN三菱電機カップ。

小倉勉監督が率いるシンガポール代表は、準決勝でベトナムと対戦したが、2試合合計スコア1-5で敗退が決まった。

ホームでの1stレグを0-2で落としていたシンガポールは、29日の2ndレグにも1-3で敗戦。

日本からシンガポールに帰化した仲村京雅がゴールを決めるも、ベトナムに帰化した元Jリーガーのグエン・スアン・ソンことラファエルソンに2得点を許して敗れた。

仲村の得点は、ベトナムメディアも「美しいゴール」と讃えた一撃だったが…。

試合後、小倉監督は「ベトナムの決勝進出を祝福したい。質の高いタレントが揃っており、決勝でも力強いパフォーマンスを見せるはず」と相手を讃えつつ、「(シンガポールの)選手たちを誇りに思う。彼らはいいプレーしたし、強い闘志を見せ、ベトナム相手に恐れを見せなかった。選手たちは試合ごとに成長しており、よりバランスがよくなっているので、この結果には満足している」とも述べていた。

「帰化した国の代表でレジェンドになったスター」10名

「日本生まれの帰化スター」とベトナムメディアからも注目されていた仲村の戦いもここで終わった。

28歳の仲村は、U-17日本代表として2013年のU-17W杯に出場した経験もある選手。

2019年にシンガポールへ渡ると2024年3月に永住権を取得した。10月に国籍を取得すると、11月にシンガポール代表デビュー。今大会では2ゴールを決めるなど存在感を見せつけ、確かな足跡を残した。

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