かつてベルギー代表として活躍したラジャ・ナインゴラン。
36歳になった彼は、22日にベルギー2部のロケレン・テムセと契約したばかりだったが、『HLN』によれば、警察当局に逮捕されたという。
当局は国際麻薬密売の捜査を行っており、ナインゴランはマネーロンダリングに関与した疑いがあるが、本人はそれを否認している。
ベルギー国内30か所の捜索が行われたオペレーションでは15人が逮捕され、現金37万ユーロ(6000万円)、宝石、高級腕時計、防弾チョッキ、銃器、コカイン2.7キロ、車両14台などが押収された。
検察官は「アントワープ港を経由して南米からヨーロッパにコカインを輸入し、ベルギーで再流通させた疑いに関する捜査」と説明。
一方、ナインゴランの弁護士は、「なぜ彼らは彼を国際麻薬密輸に結びつけているのか? それは捜査上の秘密だ。それについては何も言えない。今や彼があらゆるところでこのような国際麻薬事件に結び付けられているのは、彼の評判にとって恥ずべきこと。推定無罪の原則はナインゴランにも当てはまる。我々はまだ2つの言葉で話さなければならない。彼は聴取を受けたが、まだ起訴されていない」としている。
ロケレン・テムセは報道で逮捕を知ったようで、捜査中のためコメントは避けるとしている。
ナインゴランはイーブ!漢字やカタカナのタトゥーがある世界のスター5人
インドネシアにもルーツを持つナインゴランは”ニンジャ”との異名を持ち、飲酒や喫煙などプロフェッショナルらしからぬ行いで物議を醸してきた人物。2018年W杯前にはベルギー代表から実質的に追放されている。