2023年から2024年まで柏レイソルでプレーしたオランダ人FWフロート(ジェイ=ロイ・フロート)。
26歳の彼は、193cm99kgという恵まれた体格を持ち、オランダの世代代表の経験を持つ元エリートでもある。
ただ、2020年~2021年には細菌による感染症で約1年半もの長期離脱を余儀なくされたそう。
『VI』によれば、フロートは苦しかった時期を振り返りつつ、「いまでもサッカーがプレーできていることが嬉しい」と話しているとのこと。
外側半月板断裂によって足が伸ばせなくなり、手術をしたが、想定していない状況に陥ったという。
「最初の手術後、ブドウ球菌に感染した。軟骨を内側から蝕む細菌感染症だった。1週間後に感染を治療するために再手術を受けた。きれいに洗浄したものの、縫合した半月板の破片はそのままにされた。
(半年後にスペインへ移籍できそうだったものの)バクテリアがまだ膝に残っていることが発覚し、メディカルチェックをパスすることができなかった。
(失意の帰国後に3度目の手術を受けたが)結局、半月板の一部を除去した。軟骨も侵されていたから、少し削らなければいけなかった。
(3回目の手術でやっと感染が治まったが)そのあとも回復には時間がかかったし、膝には長い間悩まされた。その後、膝はとても硬くなり、歩き方も変わってきていた。
(13か月後に復帰したものの状況は悪化した)足首の靭帯を損傷して、また手術を受けるはめになった」
その後、2021年にデンマークへ移籍すると、状況が好転し、痛みなくプレーできるようになったそう。
柏を退団して無所属になるが、「この数年で、サッカーをより現実的に見るようになった。あの細菌感染で、全てが一瞬で終わる可能性もあることに気づいた。それ以来、まだサッカーができることに幸せを感じているよ」と語っている。