バイエルン・ミュンヘンのFWハリー・ケインが胸の内を明かした。20日、イギリス『The Sun』が伝えた。
主将を務めるイングランド代表ではここまで103試合69得点を記録しているケイン。昨季より加入したバイエルンでも公式戦82試合で76得点を奪うなど、驚異的な活躍を披露している。
ゴールを量産中のストライカーは「まるでロナウド(クリスティアーノ・ロナウド)やメッシ(リオネル・メッシ)がとんでもない数字を出し始めたころみたいだ」と自身の現状について語った。
「彼らは50ゴールではなく40ゴールしか決められないと、まるで悪いシーズンを過ごしているかのように思われていた。人々は当然のことだと思っているし、イングランド代表では私もそんな感じだ」
今年32歳を迎えるケインは、自身の年齢が周囲からの評価に影響していると考えている。
「もし私が25歳で、いまと同じことをしていたら、周りの興奮も少し違ったものになっていただろう。これは私たちがサッカーで経験していることの一部であり、30代に差し掛かった他の選手たちの多くが、私と同じような状況に陥っているのを見てきた」
自身への称賛について物足りなさを感じているようだが、一方でバロンドールへの期待は大きい。バイエルンはブンデスリーガ第26節終了時点で首位を走っているほか、UEFAチャンピオンズリーグでもベスト8へ進出。タイトルを獲得できれば、バロンドールの筆頭候補になり得るだろう。
バロンドール獲得の可能性について問われたストライカーは「100パーセントだ」と息を巻いた。
「昨シーズンも、40ゴール以上決めたが、チームがトロフィーを獲得できなかったので、バロンドールを獲得することは決してないだろうと感じていた。私はスパーズ(トッテナム、プレミアリーグ)にいたときにバロンドールで10位になったが、それが私にとって最高の順位だった」と優勝カップを掲げることが必要だと口にした。
イングランド代表は21日、FIFAワールドカップ2026の欧州予選の初戦でアルバニア代表と戦う。トーマス・トゥヘル新監督が就任した新生スリーライオンズで、ケインはどのような活躍を披露するだろうか。