李忠成
試合:アジアカップ2011決勝
日本代表の歴史上、最も大きな途中出場からのゴールだった…と言っても過言ではない、大陸のタイトルをもたらした一撃。
カタールで行われたアジアカップ2011、ザッケローニ率いる日本代表は決勝まで勝ち上がり、オーストラリアとの一戦に臨んだ。
ただお互いにチャンスを生かせないまま延長戦に突入し、お互いに疲労が目立つ状況に。このままPK戦を迎えるかと思われた109分に日本の先制点が生まれた。
左サイドからの長友佑都のクロスを、98分から途中出場していた李忠成がダイレクトで合わせ、鮮やかにゴールへと突き刺した。これが決勝点となり、日本代表に4度目のアジアカップ優勝をもたらしている。
三笘薫
試合:ワールドカップ2022予選
「スーパーサブ・三笘薫」がサッカーファンに印象付けられたビッグマッチだった。
勝てば2022年ワールドカップ出場が決まるというオーストラリアとのアウェイゲーム。日本は試合終了間際までゴールを奪えず、0-0のままアディショナルタイムを目前にしていた。
しかし、84分から投入されていた三笘薫がその才能をピッチで証明する。89分に山根視来からの折り返しをペナルティエリアで合わせ、先制点を奪取。
さらに94分には左サイドから自らドリブルで切れ込み、数名のディフェンダーを置き去りにしてシュート。圧倒的な存在感を見せ、解説の中村憲剛からも「ジョーカー」と評価された。