リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、今年2月に負った左足首靭帯断裂の負傷シーンをめぐり、担架で運ばれながら涙を流した本当の理由を初めて語った。本人が明かしたのは「痛みではなく、サポーターが自分の応援歌を歌ってくれたから」という言葉だ。負傷という逆境の中でもクラブへの深い愛着をのぞかせたこの発言が、リヴァプールをはじめとするサッカーファンの間で大きな反響を呼んでいる。

「ロボに言われて立とうとした」——サンダーランド戦の舞台裏

英メディア『liverpool.com』の報道によると、遠藤はポッドキャスト番組「Red Machine」でこの一件を振り返った。プレミアリーグ今季初先発となったサンダーランド戦の後半、ピンチの場面でクリアを試みた際に左足首を負傷。「もう二度とプレーできないと思った」と当時の心境を吐露した。チームメイトのアンディ・ロバートソン(ロボ)に「コーナーを守るまで何とか立っていろ、その後また倒れていい」と声をかけられながらも、ピッチに立ち続けたという。そして担架で運ばれながら涙をこぼした理由について、遠藤は「痛かったからではない。サポーターが私の応援歌を歌ってくれた。それが自分にとってどれだけ大切なことか」と語った。

人工靭帯を選んだのは「W杯から逆算したため」

手術の決断についても同メディアは詳細を伝えている。遠藤は「骨と骨をつなぐプレートを入れる方法」と「人工靭帯を入れる方法」の二択に直面し、後者を選んだ。プレートは3ヶ月後に再手術で抜去が必要だが、人工靭帯であれば抜去の必要がなく、回復期間が短い。「W杯に出たいなら、自分にとってこの選択が最善だ」と判断し、日本に帰国して手術に臨んだ。目下の目標は5月30日のCLブダペスト決勝への出場と、翌31日の日本代表戦(対アイスランド)への参戦だ。「少なくとも達成すべき目標がある。それが今の自分のモチベーションだ」と力強く語っている。

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