アストロズの今井達也投手が、開幕後わずか3回の登板でIL(故障者リスト)入りし、ヒューストンのメディアから厳しい批判を浴びている。3年総額5,400万ドル(約81億円)という大型契約で入団した右腕が、試合後に「マウンドが硬い」「慣れない気候だった」と語ったことが火種となり、地元メディア『Houston Press』が「言い訳か、正当な理由か」と5つの観点で徹底検証する記事を掲載。「大型契約が早くも失敗の様相を呈している」との見出しが、アストロズファンの間で波紋を呼んでいる。
開幕3戦で3種類の結果、37球でわずか1アウトの大乱調
『MLB.com』によると、今井は初戦のエンジェルス戦で2回1/3を投げて降板、第2戦のアスレチックス戦では6回無失点と復調を見せたが、第3戦のシアトル・マリナーズ戦(4月10日)で37球を費やして1アウトしか奪えず、3失点でKOされた。同戦では17球しかストライクが入らず、ストライク率はわずか54%。4四球1死球と制球が乱れ、チームは9対6で敗北した。翌日、右腕の疲労を訴えてヒューストンへ戻り、その後15日間のIL入りが決定した。3登板を通じてERAは7.27、WHIPは2.077という数字が並んでいる。
「極度のぼやき」か「正当な適応」か、地元メディアが冷徹に分析
同試合後、今井が「T-モバイル・パークのマウンドが硬く、日本にいたときと違って寒い気候でのピッチングは通常ではない」と語ったことについて、『Houston Press』のコラムニスト、ショーン・ペンダーガスト氏は「マウンドの硬さをここまで言い続けるのは、極度のぼやきにしか聞こえない」と一刀両断した。一方でMLBとNPBのマウンドの高さの違いや使用球の質感・サイズの差については「正当な適応課題」として一定の理解を示しつつ、「右腕疲労の診断も精神的な立て直しのために作り上げたものではないか」と指摘。3登板で平均3イニングしか投げていない投手が疲労を訴えるのは説得力に欠けるとし、「入団時に大谷翔平のようにヒューストン市内をパレードで迎えられた選手が、これほど言い訳を並べるとは」と手厳しく締めくくった。
