ボストン・レッドソックスの吉田正尚外野手が、監督交代後に起用機会を失いつつある。4月25日にアレックス・コーラ前監督が解任されて以降、暫定監督チャド・トレーシーのもとでスタメン出場が激減している。今オフにFAが見込まれるなか、このままベンチ要員に甘んじれば、9000万ドル(約135億円)の大型契約に見合う実績を残すチャンスも消えかねない状況だ。
スタメンから外れ続けた「6試合で1度」の現実
米メディア『MassLive』によると、トレーシー監督が就任してから最初の6試合で吉田がスタートを切ったのは1試合のみだった。前監督のコーラは積極的に吉田をスタメンに組み込もうとしていたが、トレーシー暫定監督は吉田を「終盤の右投手対策の切り札」と位置づけている。同監督は「ブルペンは最後に右投手が出てくるから、何かあればあいつを使える」と語ったとされ、あくまでも代打・後半での起用が念頭にある姿勢を明確にした。
同メディアの報道を引用した米メディア『Heavy』によると、2026年シーズンの48試合終了時点で吉田の成績は打率.262・出塁率.364・長打率.345、OPS.709となっている。
「スポットは少ない」トレーシー監督が明かす起用論
『MassLive』によると、トレーシー監督がアトランタ・ブレーブス戦前に「起用枠が限られているし、ミッキー(ガスパー)の打席が気に入っている」と語り、吉田の代わりに昇格したばかりのガスパーをDHで起用したと伝えられた。一方で吉田は直前の6試合で打率.133と打ちあぐねており、起用減少には成績面の要因も絡んでいる。同監督は吉田と役割について直接話し合っていないとも明かし、「役割はそれほど変わっていない」と述べているが、実際のスタメン数は減少の一途をたどっている。
