ドジャースの佐々木朗希が5月23日(現地時間)のミルウォーキー・ブルワーズ戦で、初回に3失点を喫しながらも立て直し、その後10者連続でアウトを奪う粘投を見せた。佐々木をめぐる議論はこれまで制球難と球種の乏しさに集中してきたが、今回の登板は「逆境での粘り強さ」という別の角度から注目を集めた。肩を落とさずマウンドで立て直したその姿が、従来とは異なる評価を引き出している。

2回終了時に49球、そこから佐々木に何が起きたのか

地元メディア『Dodgers Nation』の報道によると、初回にブルワーズのブライス・トゥラン、ジャクソン・チョーリオに強烈な当たりを連続で浴び、相手の走塁ミスでなんとかイニングを終えたものの3点を失った。続く2回も二塁打と四球でピンチを招いたが、外野フライで窮地を脱すると、そこから10者連続でアウトを奪ってみせた。この10人連続アウトの間には3つの三振を奪い、2回終了時点で49球だったところから残り3イニングをわずか30球台で投げ抜いた。

98.4マイルで締めた5回——数字が語る、佐々木の本質

同メディアは「肩を落として諦めるのでも、ブルペンに尻拭いを求めるのでもなく、自ら制球を取り戻そうともがき続ける——それが佐々木の最も語られていない能力だ」と指摘した。この日は全球種の回転数がシーズン平均を上回っており、球質面のデータもその粘り強さを裏付けていた。この日最後の投球イニングとなった5回には平均球速98.4マイル(約158.4キロ)を記録し、今季の単一イニングとして最高水準に達している。

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