トロント・ブルージェイズの岡本和真が深刻なスランプに陥り、5月24日(現地時間)のピッツバーグ・パイレーツ戦でスタメンから外れた。5月9日以降の成績は46打数5安打(打率.109)、三振率41.2%という苦しい状況だ。それでもチームトップの10本塁打を放っていることが、この不振をひときわ奇妙なものにしている。

シュナイダー監督が語った「開きすぎ」の実態

米メディア『Athlon Sports』によると、ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は、スタメン落ちの理由を「最近のカズは全てを引っ張ろうとしており、少し開きすぎている。裏でしっかり修正に取り組んでいる」と説明した。この日の休養は、打撃フォームと心理面の「リセット」を目的としたものだとされる。同期間のwRC+(リーグ平均を100とした得点創出指標)はマイナス7と、リーグ平均を大きく下回る水準に落ち込んでいる。

チームトップを守る「10本塁打」という矛盾

岡本は今季ここまで打率.213・OPS.700という成績を残している(5月25日時点)。読売ジャイアンツ時代に培った長打力はMLBでも健在で、チームトップとなる10本塁打はルーキーとしての地力を示すものだ。シュナイダー監督率いるブルージェイズは現在24勝27敗でア・リーグ東地区3位に沈んでおり、岡本の打棒復活はチームの上位進出に直結する。スランプの直接的な原因として挙げられた「左手側への引っ張りグセ」と「体の開き」は、打撃フォームの根幹に関わる弱点でもある。

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