ボストン・レッドソックスの吉田正尚が、8月3日(現地時間)のトレードデッドラインに向けた放出候補として名前を挙げられている。5月8日時点で23試合に出場し、打率.295、出塁率.411、長打率.361とまずまずな数字を残しているが、チーム内の若手の台頭がその立ち位置を危うくしている。5年総額9000万ドル(約135億円)の大型契約の残り2年を残す中、選手入れ替えの激しい球団事情が複雑に絡み合っている状況だ。
危ぶまれる吉田の出場機会
米スポーツ専門メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は、ポッドキャスト番組内で「吉田にレッドソックスでの居場所はない」と厳しい見解を示した。同記者によると、チームにはジャレン・デュラン、ウィルヤー・アブレイユ、ローマン・アンソニー、セダン・ラファエラといった有望な若手が揃っており、彼らを優先的に起用していく方針だという。そうした状況のなか、同記者は「吉田にレッドソックスでの居場所はない」と踏み込んだ見解を示した。
さらに、指名打者の枠も前述の若手選手に充てる方針もあり、正一塁手のトリストン・カサスが復帰すれば、吉田の出場機会はさらに制限されるとの見方を示した。
懸念される契約残額54億円
吉田の放出を困難にしている要因の1つが、残り2年で3600万ドル(約54億円)という高額な契約残額だ。米メディア『Sports Illustrated』によると、昨オフもトレードの噂が浮上したものの、負傷の影響や年俸負担を嫌う他球団との交渉は実らなかったという。
とはいえ、現在の吉田はコンディションも良好で安定した打撃を見せており、以前よりもトレード先が見つかる可能性が高まっているとされる。
