ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、バッティングとピッチングの両方で同時に首位に立つという、MLB史上でも類を見ない状況が生まれている。米スポーツメディア『SI.com』のドジャース担当ノア・カムラス記者が6月8日にXへ投稿した2行のデータが、MLBファンに大きな反響を呼んだ。打者として今シーズン最高の域に達しながら、マウンドでも歴史的な数字を叩き出しているという"二刀流バグ"の実態が改めて可視化された形だ。

"0.74"——デグロムとマリシャルだけが知る領域

カムラス記者がXに投稿したところによると、大谷翔平のOPSは.939でナ・リーグ1位、防御率は0.74で60イニング以上を投げた投手のなかでMLB1位であり、「ナ・リーグ最高の打者であり、間違いなく現在野球界で最高の投手だ。これは常軌を逸している」と断言した。その数字の重みは歴史との比較で際立っている。

『ESPNインサイツ』のデータによると、シーズン序盤10先発時点の防御率としては、ジェイコブ・デグロム(2021年:0.56)とフアン・マリシャル(1966年:0.59)に次ぐ史上3位の数字だ。打撃面でも打率.301・OBP.420・10本塁打・33打点・6盗塁と、打者としても一級品の成績を残している。

ロバーツ監督が漏らした"エキゾチックカー"論

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、大谷を独特の表現で評した。「翔平はエキゾチックカー(高級スポーツカー)のようだ。精密に調整されているから、少しでもバランスが崩れると機能しなくなる」と語っている。

この発言はシーズン序盤の打撃不振を念頭に置いたものだが、ロバーツ監督は投球面についても「多くの先発投手は序盤に失点してから本領を発揮するが、翔平は毎回完封を目指して投げている。そういう意識を持つピッチャーは見たことがない」とも述べた。

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