ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が5月31日(現地時間)、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたフィラデルフィア・フィリーズ戦に先発。5回1/3を無失点、自己最多タイ10奪三振の投球を見せた。試合は9-1でドジャースが勝利。今季5勝目を挙げた山本は、この日に54歳の誕生日を迎えたデーブ・ロバーツ監督に白星をプレゼントした。
「これ以上のストーリーはない」指揮官が贈った最大級の賛辞
米メディア『Athlon Sports』によると、ロバーツ監督は試合前、『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者に対し、山本のこれまでの歩みと成長を高く評価した。同監督は「一人の人間としても、アスリートとしても、これ以上のストーリーは書けない」と語り、山本の素晴らしさを最大限の言葉で称えた。
この日の山本は、フォーシームの平均球速が通常より約1マイル(約1.6キロ)上昇し、ストライク率は76%を記録した。山本の「規律正しさ」に加え、「勝負師としてのタフさ」を併せ持つ性格についてもロバーツ監督は言及し、エースとしての資質を絶賛している。
「満足していない」エースとしての自覚
試合の大きな転換点となったのは5回表だった。一死一、三塁という最大のピンチを迎えたが、山本はフィリーズのカイル・シュワーバーとトレイ・ターナーを2者連続三振に仕留め、無失点で切り抜けた。
『MLB.com』によると、ロバーツ監督はこの場面を「これこそがエースの姿だ」と振り返っている。今季4度目の100球超えとなる104球を投げた山本は、試合後に「自責点は2点に抑えたが、完全には満足していない。もっと長く投げたかった」と語り、エースの自覚を胸に強い意欲を覗かせている。
