2026年6月20日(現地時間)、FIFAワールドカップ グループFの第2節でチュニジアが日本に0-4で完敗し、グループステージ敗退が確定した。上田綺世が2ゴール1アシストの活躍を見せ、日本はグループF2位に浮上した。チュニジアは初戦のスウェーデン戦(1-5)に続き2戦連続大敗を喫したが、W杯史上初めて「グループステージ初戦後に監督を解任・交代させたチーム」として記録されている。
14失点が暴いた「守備崩壊」の深刻さ
スポーツデータ企業『Opta Analyst』によると、チュニジアはW杯前のベルギーとの親善試合を含め、直近3試合で計14失点を喫している。チュニジアはW杯本大会初戦の敗北を受け、サブリ・ラムーシ監督を解任。後任にはフランス人指揮官エルヴェ・ルナールを招聘したが、結果は変わらなかった。
同メディアは「W杯において1チームが複数の監督を使うケースはこれで5例目となり、そのいずれのケースでも新任監督は初戦で勝利を収めていない(3分2敗)」という事実も記載している。また試合中にチュニジアはシュートわずか2本、期待得点(xG)は合計0.05にとどまった。
「サウジの奇跡」は再現されなかった
ルナールといえば、2022年W杯でサウジアラビアを率い、優勝候補アルゼンチンから金星を奪った采配で一躍名を馳せた人物だ。しかし米メディア『Yahoo Sports』は「わずか数日で新チームに自分の印を残せる時間しかなく、ルナールはチュニジアの運命を変えられなかった」と伝えた。日本は開始わずか4分に中村敬斗のクロスから鎌田大地が押し込み先制すると、その後も上田が31分に豪快なシュートで追加点、伊東純也が69分、上田が83分にヘッドでとどめを刺した。同メディアは「日本のプレッシャーがチュニジアを機能させなかった」との見方を示した。

