FIFAワールドカップ2026・グループF第3節(現地時間6月25日)、スウェーデン代表FWアントニー・エランガが日本戦で同点ゴールを決えながらも、試合終了の笛と同時にピッチに倒れ込み、グラウンドを叩いて悔しがるという珍事が起きた。エランガは引き分けでも突破が確定する状況を把握しておらず、仲間の歓喜をよそに一人"敗者"のような振る舞いをしていた。チームメイトのアレクサンデル・イサクがその場で叱りつけ、試合後にはグラハム・ポッター監督まで苦笑まじりのコメントを残す事態となった。

足がつっても走り続けたエランガが知らなかったこと

英メディア『Football365』によると、エランガは試合終盤に足がつりながらも走り続け、「もっと点を取りに行こう」とチームメイトに叫んでいたという。スウェーデンは日本戦で勝点1を積み上げて合計4ポイントとし、各グループ3位チームのなかで上位に入り、ラウンド32への進出を決められる状況にあった。

エランガはスウェーデン紙『Sportbladet』に対し、「とにかく『いけ、もっとやれる』と叫んでいた。終わってから初めてわかったんだ」と語った。イサクは「試合後に少し叱った。試合終盤は少し苛立っていたが、今となっては理解できる」と明かした。さらにキャプテンのビクトル・リンデロフも、試合前のミーティングでチームが突破条件を全員に共有していたと認めている。

監督は苦笑「彼は別のことを考えていた」

大会を通じてエランガを起用し続けてきたポッター監督も、この珍事には笑いを抑えられなかった。『Football365』が伝えたところでは、監督は「これ以上ないほど明確に伝えたはずなのに、明らかに別のことを考えていたんだろう。今は彼のことが大好きだ——でもまったく(笑)」と語った。

エランガは今大会で2試合連続ゴールを記録しており、ポッター監督はその突破力をチームの武器と位置づけている。『SKY SPORTS』のマッチレポートでも「エランガが今大会でもっとも好調な選手」と評価されており、珍事の主がまさしくチームの救世主だったというギャップがこの試合の最大の見どころになった。

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