ブラジル代表FWラヤンが6月26日の記者会見で、6月29日に迫った決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)の対戦相手・日本について「誰が最も危険な選手かは分からない。ビデオを見ないと答えられない」と述べ、ブラジルメディアの間で賛否が分かれる事態となった。19歳の若さでラファーニャの負傷離脱という機会をつかみ、ラウンド32でも先発が濃厚とみられるストライカーの"正直な告白"が、試合前日の話題をさらっている。
日本記者の直球質問にラヤンが詰まった理由
ブラジルメディア『Lance!』などの報道によると、記者会見の場で日本のテレビ局の記者からの「日本代表で最も危険な選手は誰か」という質問に対し、ラヤンは「rapaz(やれやれ)……」と10秒ほど沈黙したのち、「正直に言うと誰が一番危険か分からない。ビデオを見てからでないと判断できない。ただ、日本は非常にクオリティの高いチームだ。今週しっかり準備して、勝利を掴みに行く」と語った。アンチェロッティ監督はスコットランド戦でラファーニャに代えてラヤンをスターターに起用しており、英メディア『The Stats Zone』は日本戦でも同じ先発布陣を敷く公算が大きいと伝えている。
「傲慢」か「正直」か——割れる国内での評価
この発言をめぐり、ブラジルのSNS上では「試合直前にこういう発言は危ない」「大事な試合の前に歴史的にロクなことがない」と懸念する声が上がる一方、「日本の選手はメディア露出が少ないから知らなくて当然」「悪意はなく、素直に答えただけだ」と擁護する意見も相次ぎ、評価が二分した。ラヤンはその後、「日本は先日のアミスト―でもブラジルを苦しめた強敵だ。簡単にはいかない」とも付け加えており、発言の意図は軽視というよりも率直さにあったとの見方が強い。
