トロント・ブルージェイズの岡本和真が6月27日、テキサス・レンジャーズ戦の8回に今季19号本塁打を放ち、チームを1点差に詰め寄った。この一打が持つ意味は単なる本塁打以上だ。2006年シーズン、シアトル・マリナーズでMLBデビューした城島健司が18本塁打を記録していた。岡本の19号はその数字を上回り、日本人右打者のMLB1年目本塁打数として新記録となった。

城島超えを必然にした3つの数値

米メディア『Yardbarker』によると、岡本は6月の22試合で打率.325・26安打・7本塁打・20打点・15得点と素晴らしい数字を残している。MLB公式もXに「Kazuma Okamoto is red hot」と投稿し、この一打を速報した。『Baseball Savant』が記録する岡本の今季指標は、平均打球速度92.2mph・バレル率14.9%・ハードヒット率50%というエリート(一流打者)レベルの数値だ。同メディアによると、これらの指標はいずれも各指標でリーグ上位10〜17%に位置しており、質の高い打球を生み出す能力の高さを裏付けている。

『岡本頼みでは足りない』

同メディアの記者ヴァネッサ・セラオは、「岡本の奮闘が報われない試合が続いている」との見方を示した。ブルージェイズは4連敗中となっており、先発投手陣の失点と守備のミスが重なっている構図だ。同記者は「岡本だけに打線を背負わせている現状では、ワイルドカード争いを勝ち抜けない」と指摘した。NPBで11シーズンにわたり主軸を担い続けた男は、メジャー1年目から孤軍奮闘を余儀なくされている。

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