米セブン-イレブンが米ナイキを相手取り、商標権侵害でテキサス州北部地区連邦地裁に提訴した。7月11日発売予定となっている「エアマックス’95 ビッグバブル」のオレンジ・グリーン・レッドの3色ストライプが、同社の"トライカラーマーク"に酷似していると主張している。発売日が「セブン-イレブン・デー」として知られる同社の"誕生日"と重なった点も火に油を注いだ形だ。セブン-イレブン側は声明で「発売まで残りわずかという段階での無断使用を受け、迅速かつ断固たる対応を取らざるを得なかった」と説明した。
SNKRSが記した「コンビニへ〜」の一文とは
米メディア『SneakerNews』によると、ナイキは同社提供のアプリ『SNKRS』の商品説明で同シューズを紹介していた。その一文は"コンビニへちょっと立ち寄る時にも最高の相棒"という趣旨だったという。この表現が訴状で"意図的な関連付けの証拠"として引用された。同メディアは「ナイキは一度も公式にセブン-イレブンとのコラボを発表していないが、カラー・発売日・商品説明を見る限り、セブン-イレブンを意識した一足であることに疑いの余地はない」と指摘している。
カナダ紙『Globe and Mail』によれば、訴状には「ナイキはセブン-イレブンの権利を冷淡かつ悪意を持って軽視した」との一文も記されているという。同社はナイキに対し販売差し止めと在庫回収、利益の引き渡しを求めている。
2020年に消えた"幻の一足"
実はナイキとセブン-イレブンには因縁がある。米メディア『Sole Retriever』によると、両社は2020年の東京五輪に合わせ「ナイキSB ダンク ロー」のセブン-イレブン版を共同開発していた。だがコロナ禍の影響で発売が見送られた過去がある。なお、『Globe and Mail』は、正式発売前にもかかわらず転売サイト経由で購入した消費者が既に存在すると伝えている。
