NBAのミルウォーキー・バックスはチームの中心であり、生きるレジェンドであるヤニス・アデトクンボをマイアミ・ヒートへ放出した。トレードは7月6日に正式成立している。2021年にチームを50年ぶりの優勝に導いた2度のMVPプレイヤーの電撃移籍はNBA全体に大きな衝撃を与え、13シーズンにわたりチームを支えたアデトクンボとボビー・ポーティスの放出により、バックスの優勝メンバーは一ひとりもいなくなった。だが移籍から2週間足らずで、早くも新天地には波紋が広がっている。

ヤニスはヒートの若手4選手とトレード

米メディア『ESPN』によると、バックスはこのトレードの見返りとしてタイラー・ヘロ、ハイメ・ジャケス・ジュニア、ケレール・ウェア、カスパラス・ヤクシオニスの4選手を獲得。さらに2026年ドラフト13位指名権や2031年、2033年のプロテクトなし1巡目指名権を含む計5つの指名権も獲得した。バックスのジョン・ホルストGMは即戦力よりも将来性と長期的な競争力を重視したトレードを選んだとされる。

延長契約は"未定"——ヒートに残るリスクとは

トレード成立後、焦点は契約延長交渉に移っている。『ESPN』の記者ボビー・マークス氏は、ヒートとアデトクンボ側が今後マックス契約に向けた交渉を本格化させる可能性を指摘。ヒートは主力ヘロを含む4選手と指名権5つを手放しており、延長が確約されていない以上、アデトクンボが将来チームを去れば編成上の痛手は計り知れない。パット・ライリー体制のヒートは、今季をかけてアデトクンボとバム・アデバヨを軸にした新体制の整備を進めるとみられる。

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