ボストン・レッドソックスの内野手ウィルソン・コントレラスとワシントン・ナショナルズの投手ケイド・カバリに対し、MLBが科していた出場停止処分が軽減された。6月30日に行われた試合での乱闘騒動を受け、当初は両者に7試合の出場停止が言い渡されていたが、上訴の結果、いずれも5試合に短縮されることが決定した。コントレラスはこれにより、2026年7月に開催されるオールスターゲームおよび本塁打競争への出場が可能となっている。
事の発端はカバリの人種差別的発言か
米メディア『ESPN』によると、騒動はカバリがコントレラスを三振に取った際、「Sit down, boy(座れ、小僧)」と叫んだことがきっかけとなった。アメリカにおいて成人の男性を「boy」と呼ぶことは人種差別的な背景を持つ。
ベネズエラ出身のコントレラスはこの発言に激昂してマウンドへ詰め寄り、ヘルメットを投げようとするなど、両チームのベンチが空く事態に発展した。コントレラスは人種的な意図の有無について問われ、「MLBの判断に委ねる」と明言を避けている。
球宴には予定通り出場
今季20本塁打を放っているコントレラスは、7月9日から処分を消化しており、オールスター休暇明けに残り1試合が充てられる。今季21号本塁打を放っているコントレラスはア・リーグの代替選出でオールスターゲームに出場したほか、本塁打競争にも出場し、1回戦で13本塁打を放って準決勝に進出した。準決勝ではカイル・シュワーバーに一歩及ばず敗退している。なお、一連の騒動についてコントレラス本人が謝罪の言葉を述べた事実は確認されておらず、乱闘直後は人種的な意図の有無について「MLBの判断に委ねる」と明言を避けている。
また、この乱闘では他にも関与したとして、ナショナルズのマイルズ・マイコラスに5試合、レッドソックスのネイト・イートンに3試合の処分が下されている。カバリ自身の処分も上訴により7試合から5試合に軽減された。
