英放送局『BBC』とデータ統計サイト『Opta』は、2026年大会の決勝トーナメントを含むワールドカップ1982年大会以降のPK戦データを分析した。調査対象は全39試合・360本のキックに及んでいる。今大会の決勝トーナメントでは、先攻を務めた4チームが全て敗退するという異例の事態が発生し、準々決勝以降はPK戦自体が一度も発生しないまま大会は幕を閉じた。従来の統計では先攻が有利とされることも多かったが、今大会のデータからは異なる傾向が浮き彫りとなった。
PKで中央狙いがダメな理由とは
『BBC』の報道によると、シュートを放つコースによって成功率に顕著な差が出ている。左右のコーナーを狙った場合の成功率は、左が71%、右が73%とそれぞれ7割を超えた。一方で、ゴール中央を狙った場合の成功率は58%まで落ち込むという。
GKにセーブされる割合は中央の方が低いものの、中央へのキックは24%の確率で枠を外れる。これは両サイドを狙った際の7%と比較して大幅に高い数値となっている。
W杯のPK戦で成功率100%は誰だ
個人の記録では、アルゼンチン代表のリオネル・メッシとクロアチア代表のルカ・モドリッチの2人が存在感を放っている。両者はこれまでにW杯で3度のPK戦でキッカーを務め、その全てでキックを成功させている選手だ。
また、GKではクロアチア代表のダニエル・スバシッチやドミニク・リヴァコヴィッチが、通算4本のPKストップを記録している。プレッシャーのかかる場面での正確な技術が、勝敗を分ける要因となっている。
