アヤックスを退団し無所属となった日本代表DF冨安健洋に、セリエAのトリノが本格的に接触していることが分かった。伊メディア『Sportmediaset』は7月24日、トリノが冨安の代理人と交渉を進めており、獲得候補の中でも独走状態にあると伝えた。ただし外国籍選手の登録枠を巡る精査が続いており、正式合意には至っていないという。冨安はこれまでヴェネツィアとも交渉していたが、その話は立ち消えとなっていた。

トリノが接触、決め手はW杯の先発

伊メディア『Cuoretoro』によると、冨安は2度の膝の手術を経ており、今季はケガで59日間離脱し出場はわずか9試合にとどまった。それでも6月29日のFIFAワールドカップラウンド32・ブラジル戦では先発フル出場を果たしている。

伊メディア『SetteCalcio』は、ボローニャとアーセナルでの経験からセリエAとプレミアリーグ双方を知る数少ない存在で、センターバックのほか右サイドバックもこなす対応力が評価されていると伝えている。無所属のため移籍金が発生せず、代理人と直接交渉できる点もトリノには好条件とみているようだ。

ヴェネツィアが撤退、浮上したセリエA争奪戦

ヴェネツィアはセビージャからFWアコル・アダムスを獲得しEU外選手枠が埋まったため、冨安の登録を断念したと同メディアは伝えている。この移籍消滅を経て、トリノが最有力候補として急浮上した。『Sportmediaset』の記者オラツィオ・アッコマンド氏は、冨安がプレミア復帰を最優先としつつ、英国から具体的な提案がなければセリエA残留も検討するとの見方を示した。

また、同じく伊メディア『SassuoloNews』によると、サッスオーロも関心を示していたが、7月25日時点ではトリノが一歩リードしているという。トリノでは守備陣強化を最優先課題とするジャンルカ・ペトラッキSDが交渉を主導しており、外国籍選手枠の精査が完了し次第、数日以内に決着する可能性がある。

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