米メディア『ESPN』は、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の元通訳である水原一平による違法賭博と巨額窃盗事件を追う新ポッドキャスト番組「The Betrayal of Shohei Ohtani」を7月28日に公開。同番組は、水原自身が事件について語った唯一のインタビュー音声を公開している。さらに、違法賭博の胴元や捜査にあたった連邦捜査官への取材を通じ、野球界を揺るがした事件の全貌に迫る内容だという。

事件報道の約16時間前に受けたインタビューが初公開

『ESPN』の報道によると、全6回で構成されるシリーズでは、水原が事件発覚直前に行った90分間の電話インタビューが初公開される。これは水原がスキャンダルについて詳細に語った唯一の音声記録であるという。また、違法賭博組織を運営していたマシュー・バウヤー氏への取材も敢行された。

バウヤーは、水原がロサンゼルス・エンゼルスの関係者が関わるポーカーゲームを通じて自身と知り合い、賭博を始めた経緯を明かしている。番組ではさらに、送金記録や水原と大谷の間のテキストメッセージを調査した内国歳入庁(IRS)の捜査官ら3人の連邦当局者も登場し、事件の裏側を詳しく解説している。

深夜の駐車場で明かされた口座からの不正送金記録

画像: 深夜の駐車場で明かされた口座からの不正送金記録

事件発覚の発端となったのは、番組ホストのティシャ・トンプソン記者が2023年12月に行った、とある面会だった。トンプソンは深夜の駐車場で情報提供者と会い、暗号化アプリで30秒ごとに消える設定の資料を受け取ったという。

その資料には2023年9月14日と10月2日に各50万ドル、計100万ドル(約1億5,000万円)が送金された記録があり、口座名義には「Shohei Ohtani」と記載されていたのだ。のちの捜査で、水原は大谷の口座から約1,700万ドル(約25億円)を盗み、銀行員を欺いて不正送金していたことが判明。水原は銀行詐欺などの罪で禁錮4年9ヶ月の実刑判決を受けている。

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