パリ・サンジェルマン(PSG)は、パルマの日本代表GK鈴木彩艶の獲得合意から一転、移籍交渉を白紙に戻した。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者は8月11日(現地時間)、両者が個人合意に達したとSNSで伝えていた。だが現地8月15日、鈴木を迎えるための専用機がパルマへ向かったものの、選手を乗せないまま引き返したという。フランスメディアは、この土壇場での破断の背景に、選手側から出されたある要求があったと報じている。

空の専用機がパリへ戻った経緯

フランス紙『レキップ』によると、PSGはパルマとの間で移籍金3500万ユーロ(約65億円、アドオン込み)の合意にすでに達していた。ところが鈴木側の代理人団が土壇場で、契約とは別に最大500万ユーロ(約9億円)の手数料を新たに要求し、これが事実上の"脅迫"だとして破談の引き金になったという。

米メディア『Goal.com』が伝えたところでは、移籍情報に詳しいファブリス・オーキンス記者は「その要求が交渉を頓挫させた」と述べている。フランスには代理人手数料と契約金の合計を選手年俸の10%以内に抑える規定があり、今回の要求額はこの上限を超える可能性があるとも指摘されている。

アストン・ヴィラが交渉に動く

画像: アストン・ヴィラが交渉に動く

仏メディア『RMCスポルト』の評論家ロイック・タンジ氏は、今回の要求をPSGが"移籍阻止の口実"と捉え、アストン・ヴィラへ交渉の軸足を移したとの見方を示した。アストン・ヴィラはパルマに対し、アドオンを含め3500万ユーロ規模の移籍金を提示しているという。

鈴木は当初、PSG加入後すぐにユベントスへ育成レンタルされる計画だったが、ユベントス側は数日前の段階ですでに交渉から撤退していた。アストン・ヴィラではGKエミリアーノ・マルティネスの退団が取り沙汰されており、鈴木にはプレミアリーグでの出場機会が見込まれている。

This article is a sponsored article by
''.