ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が8月14日、マウンド復帰に向けて大きな一歩を踏み出した。左膝の痛みの悪化と右上腕二頭筋の張りで7月22日から中断していた投球を、約3週間ぶりに再開し、持ち球すべてを使って34球のブルペン投球を行った。『ロイター通信』によると、ドジャースはこの一歩を受け、9月中のマウンド復帰に楽観的な見方を示している。この一歩の先には、球団が描く復帰までの明確な方針があるという。
「正しい方向に向かっているか」大谷が語った慎重な進捗確認
大谷は8月5日、「無理に進行を急ぐより、正しい方向に向かっていることを確認したい」と語っていた。8月8日には投球プログラムを再開し、フェニックスのチェイス・フィールドでキャッチボールを行うなど、8月12日を除き毎日投球に関わる調整を続けてきた。
同通信によると、球団の方針として、今後あと1〜2度の本格的なブルペン投球を予定している。その後、打者相手に最低2回投球し、マイナーでのリハビリ登板を挟まずメジャーの試合でのマウンド復帰を目指す計画だという。この計画が実行に移せるかどうかは、8月15日の状態次第とされていたが、大谷はこの関門をクリア。8月18日には敵地コロラドでの試合前、2度目となるブルペン投球を行った。
ロバーツ監督が語る「積み重ね」という方式の意味

3年連続世界一を目指すドジャースにとって、大谷を10月のポストシーズンに向けて万全な状態に仕上げることが目標だという。デーブ・ロバーツ監督はこの方針について、「どんなイニングも積み重ねになると分かっていることが重要で、それがうまくいった方式だった」と説明した。
『MLB.com』などによると、大谷は8月18日、約35球を投げ終えた後、出来栄えを尋ねたロバーツ監督に対して親指を立てるサインで応じた。同監督は「次のステップとして実戦形式の投球に進む姿も見えている」と述べ、21日からの本拠地ドジャースタジアムでのホームスタンド以降、生きた打者を相手にした投球練習に進む可能性に言及した。ただし、実戦復帰の具体的な日程は依然として明らかになっていない。
