FIFA(国際サッカー連盟)は8月21日(日本時間22日)、7月19日に行われたワールドカップ決勝後の乱闘を巡り、アルゼンチン代表の3選手に処分を下した。特に騒動の中心となったアルゼンチンのMFレアンドロ・パレデスには10試合の出場停止処分が下されている。米メディア『ESPN』はFIFAが決定した処分の詳細と10試合出場停止が示す意味を明かした。

パレデスへの重罰は12年前のスアレス以来

同メディアによると、7月19日(日本時間20日)の試合後、パレデスがスペインのDFエリック・ガルシアの首を掴み、さらにFWパブロ・ガビを地面に押し倒していた。10試合の出場停止は、2014年に(当時ウルグアイ代表FW)ルイス・スアレスへの処分と並んで、W杯史上最も重い処分の1つだという。アルゼンチン代表のDFナウエル・モリーナには7試合、MFのチアゴ・アルマダには1試合の出場停止処分がそれぞれ下された。

また、FIFAはパレデスとモリーナには9万ドル(約1430万円)、アルマダには3万ドル(約480万円)の罰金の支払いを命じたという。アルゼンチン代表は2027年6月までに10試合を予定しており、同メディアはこの処分がパレデスにとって事実上1年間の代表追放を意味するとの見方を示した。しかし、その間は親善試合のみが予定されており、公式戦の予定はないという。

アルゼンチン協会がFIFAへの対抗策を打ち出す

画像: アルゼンチン協会がFIFAへの対抗策を打ち出す

FIFAはW杯期間中に起きた問題によって、アルゼンチンサッカー協会(AFA)に対し11万ドル(約1750万円)の罰金を科したという。アルゼンチン代表の選手たちはイングランド代表との試合後、フォークランド諸島に関する政治的な横断幕を掲げ、サポーターたちは差別的なチャントを行っていた。

AFAは声明で「今回の処分に対する裁定の根拠をFIFAに要求し、最終的にはスポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴という選択肢も考慮する」と述べた。

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