元韓国代表MFの具滋哲氏(ク・ジャチョル)が、自国サッカーの現状に厳しい評価を突きつけた。韓国メディア『OSEN』によると、具氏は7月18日、SPOTVのYouTubeチャンネルに出演した。韓国サッカーの未来を問われると「この10〜20年、システムの近代化で韓国は10%、日本は90%以上を達成した」と評価した。ただ、その矛先は代表の成績ではなく、それを生む仕組みと組織そのものに向いていた。
既得権を手放したい人はいないだろうと問いかける
同メディアによると、ク氏は問題の核心として、大韓サッカー協会を中心とした構造的な限界を挙げた。そのうえで、協会と韓国政府の文化体育観光部が責任を負うべきだと述べた。「協会は最も大きな社団法人組織なのに、既得権を手放したい人などいるだろうか」と問いかけた。
そのうえで、仕事をせず権限だけ維持しようとするから変化の要求を受け入れられないのだと指摘した。解決策としては外部からの登用を挙げ、「ヨーロッパで実績のある専門家を招いてシステムを変えるべきだ」と主張した。現状の運営は保守的すぎるとも語った。
ク氏「反復練習では判断力が育たない」

ク氏が最も強く批判したのは、ユース年代の育成方式だった。「『ユースは基本技術』という単純な考え方が韓国サッカーを台無しにしている」とし、反復練習ではなく、状況を判断し試合を読む力を育てるべきだと訴えた。
ドイツの例を挙げ、7歳から判断を学ぶ環境と基本技術ばかり繰り返す環境の差は、時間がたつほど極端に開くと説明した。そのうえで「韓国サッカーはもう終わりだ。今から立て直しを始めなければ、5年後、10年後はもっと悪くなる」と警告した。
