8月30日のニューヨーク・ヤンキース対ボストン・レッドソックス戦で、レッドソックスのラジオ実況を務めたウィル・フレミング氏の発言が物議を醸している。発端は、ヤンキースが7-1とリードしていた8回、ジャズ・チザムJr.が今季39、40盗塁目となる二盗と三盗を決めた場面。フレミング氏は、この走塁を強く批判し、相手選手への報復死球や乱闘を促すような発言まで口にした。翌31日に謝罪したが、チザムやヤンキースのアーロン・ジャッジからも、発言への反発が相次いでいる。

フレミング氏が"報復死球"求め謝罪

『MLB.com』によると、この場面のマウンドにはレッドソックスの左腕ジョバニ・モランが、打席にはヤンキースのオースティン・ウェルズが立っていた。フレミング氏はチザムについて、プロらしくないという意味の「ブッシュリーグ(マイナーリーグ)級の選手」と批判し、「正しいやり方で野球をしていない」とした。さらに「モランがウェルズにぶつけるのを見たくないか」と語り、報復死球を示唆している。

ウェルズがモランから2ラン本塁打を放った直後には「モランはチザムとけんかすべきだ」と述べ、乱闘にも言及した。フレミング氏は31日、自身のXで「昨日の中継での発言は一線を越えた」と認め、「別の言葉を使うべきだった」と謝罪している。

盗塁はブーン監督の指示だった

画像: 盗塁はブーン監督の指示だった

米紙『New York Post』によると、チザムは一連の発言について「プロらしくない」と反発した。ジャッジも「選手にぶつけろ、ケガをさせろと言うべきではない」と批判した。6点差でも試合は決まっておらず、ポストシーズンの本拠地開催権が懸かる一戦だったと指摘している。

一方、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、二盗と三盗が自身の指示だったことを明かしている。レッドソックスの一塁手がベースから離れて守っていたとし、「相手が通常通り守っていれば、あのリードで走らせるつもりはなかった」と説明している。この試合は16-1でヤンキースが勝利している。

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