MLBが、ドミニカ共和国出身の有望株を年齢と身元の詐称で出場停止処分にしたと、米メディアが8月28日に報じた。「デービッド・セベリーノ」として13〜14歳とみなされ、クリーブランド・ガーディアンズと280万ドル(約4億4,000万円)の事前合意に達していた内野手だ。だが名前も年齢も偽りで、身元を整えるために出生や医療、学校の記録が偽造されていたという。さらに、死亡証明書と墓石までが用意されていたという。

死亡扱いにされたのは本人だった

米メディア『ESPN』によると、当時のトレーナーだったフランシスコ・ニエベス氏は2023年、両親の同意を得て偽の身元を作ったとされる。本名はダウリー・デービッド・セベリーノ・ダマソで、2010年4月2日生まれの16歳だ。ダウリーの「弟」という設定で「デービッド」の身元が作成され、2011年12月20日生まれとする出生登録に加え、医療記録と学校記録も偽造された。

出生登録が作られた2年後には、ダウリーが2012年5月5日に呼吸器疾患で死亡したとする証明書が出され、同国南東部ラ・ロマーナの墓地に偽の墓石が置かれた。ダウリーは、実年齢であれば2027年に国際アマチュア市場で契約可能だったが、処分により参入は1年遅れる。

墓地を訪ねたトレーナーの証言

同メディアによると、合意までの約2年間指導したトレーナーのジョン・ペレイラ氏は、偽装を知らなかったと説明している。同氏は「こんなことをするには度胸がいる」「映画のような話だ」と述べ、同国でこうした例を見たのは初めてだと語った。また、同氏はニエベス氏から2万ドル(約310万円)で育成権を買い取っており、「兄」ダウリーの死を聞いて墓地を訪れ、墓石も確認していたという。

This article is a sponsored article by
''.