卓球界で日本と中国は長らくライバル関係にあるが、中国メディア『Sohu』は中国の脅威になり得る選手として張本智和と妹の張本美和の名前を挙げた。同メディアは2人を育てた立役者の存在にも触れ、両者への評価を語っている。
張本兄妹の成長を支えた"ある人物"
同メディアは、張本兄妹のキャリアを支えてきた人物として2人の父親である張本宇氏の名前を挙げた。彼は中国の生まれで、選手としても数十年のキャリアがあり、中国代表チームのトレーニング方法や戦術、代表選手の強みや弱みを熟知しているという。そのため、男子世界ランキング1位の王楚欽と、9月14日付で王曼昱に1位を譲るまで女子世界1位に君臨した孫穎莎を標的に据えて、2人を育成している可能性を示唆した。
兄の智和については、プレースタイルが確立しつつあると評価した一方、精神面や台上での細かなプレーに課題があると指摘した。妹の美和については、プレーに柔軟性があり、成長も早く、多彩なプレースタイルを持っていると評価し、「日本女子卓球界の希望」と述べた。
中国メディアが突きつけた日本と中国の差

しかし、理想と現実には大きな隔たりがあると述べ、中国の王楚欽は総合的な技術、重要な局面での精神力の高さがあり、主要な大会でも勝率は張本智和を上回っているという。女子卓球では差はより顕著だと述べ、大舞台での経験の差を挙げた。中国のエース、孫穎莎は複数回のオリンピック出場と世界選手権の経験があり、技術的な弱点はほとんど無いという。一方の張本美和は、主要大会での経験が不足しており、強いプレッシャーがかかる場面では中国のエースに比べて安定感を欠くと語った。
マレーシアメディア『Free Malaysia Today』によると、アジア大会の男子団体決勝(9月24日)で張本は王楚欽を3-0で下して2-2に追いつき、日本は松島輝空の勝利で3-2と中国を破った。中国は1994年以降のアジア大会で男子団体の金メダルを獲得し続けており、その連覇は32年で途切れた。
