パラグアイ1部のスポルティボ・アメリアーノが、10月25日のオリンピア戦を前に報道陣へ通達した「服装規定」で批判を浴び、撤回と謝罪に追い込まれた。問題視されたのは、取材する女性に向けられた具体的な禁止項目だ。通達のきっかけは、ある女性カメラマンの写真が拡散したことだったと伝えられている。撤回後に行われたオリンピア戦は、アメリアーノが2-3で敗れた。

胸元の開いた服や派手なレギンスを禁止

アルゼンチンメディア『Infobae』によると、クラブ広報部は報道陣向けのチラシで「スポーティエレガント」な服装を要求した。女性には胸元の開いた服、へその露出、黒か濃紺以外のレギンスを禁じ、男性にも短パンを認めない内容だった。通達は、29歳の女性カメラマン、アドリアナ・カバジェロの写真がSNSで拡散したことが発端になったと伝えられている。

通達の渦中に置かれたカバジェロは、ラジオ局『Rock and Pop』の取材に「常に自分の動きやすさに合わせて服装を選んでいる」と説明した。通達を読んで衝撃を受けたと明かしたうえで、「遅かれ早かれ起きることだったが、同僚たちに悪影響が及びかねない」と語っている。

広報責任者の独断発表と会長の謝罪

クラブは公式声明で、通達は広報責任者のミレナ・オルメド氏が許可なく出したものだと説明し、「アメリアーノにとって報道陣は家族の一員だ。私たちの家に、誰かの服装を縛る要求の居場所はない」と記した。

エクトル・メルガレホ会長もラジオ番組で「許可なく公表された。わがクラブが掲げているものではない」と述べ、謝罪している。求めるのは取材許可証の携行と従来通りの丁寧な対応だけだという。

『Infobae』によると、その後テレビ番組『Polémica en el Bar』に出演したカバジェロは、同僚からチラシを受け取った際に「全部君のせいだ」と言われたと明かした。同番組でメルガレホ会長は「クラブでカバジェロの名前が出たことはない。すべて憶測だ」と述べている。

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