クリフダイビングの選手でカナダ出身28歳のモリー・カールソンは、レッドブルと共に飛び込み界に新たな歴史を作った。彼女は2026年6月11日、カナダのニューファンドランド沖にある約15メートルの氷山から飛び込み、女性初となる氷山からのダイビングに成功した。米メディア『People』は危険なダイビングの舞台裏を伝え、本人はこの挑戦の意義について語っている。

何か月にも及んだ準備”命がけの挑戦の裏側”

『People』によると、オンタリオ州出身のカールソンは、歴史的な挑戦のため数か月にわたってトレーニングを行ったという。彼女とレッドブルがYouTubeに公開したドキュメンタリー映像で、同じくクリフダイバーで婚約者のエイダン・ヘスロップは「この挑戦は思っているよりも危険だ」と語っている。

長年アイスクライミングに携わるウィル・ガッドの指導の下、カールソンは氷山の最も高い位置から後方への飛び込みを成功させた。ただ、頂上に立つには氷壁を登る必要があり、ガッドは登攀の指導役も担ったという。カールソンはガッドについて「私を守ってくれる人なの」と明かし、続けて、これから起こることを理解しやすいように教えてくれる存在だと語った。挑戦を終えたカールソンは「間違いなく今までで最も恐怖を感じた」と振り返った。

28歳本人が明かす ”挑戦に込められた思い”

不安を抱えていることを公言しているカールソンは、今回の挑戦について「氷山でのセラピーのようだった」と述べ、「普段のダイビング以上の意味があった」と語った。続けて、「氷山は約10%しか表面には見えていない。人々も表面的に見えない部分で多くの問題を抱えていることがある」と説明している。

今回の挑戦について、彼女は「表面的な部分しか見せられないような人々のために行っている」と語り、命がけのプロジェクトの意義を明かした。

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