日本水泳連盟は11月4日、都内で倫理委員会を開き、2021年東京五輪競泳男子200メートルバタフライ銀メダリストでイトマン東進の本多灯(24)に、21カ月(1年9カ月)の競技者登録資格停止の処分を科すことを決めた。本多は昨年11月の交通事故で危険運転致傷の罪に問われ、9月に有罪判決を受けていた。2028年ロサンゼルス五輪への出場は事実上絶たれる形となり、注目を集めている。

本多は昨年11月21日、東京都多摩市の制限速度時速30キロの道路を時速88~108キロで走行し、対向車線にはみ出して対向車と衝突した。相手に胸骨骨折などのけがを負わせ、日本水連への報告は事故から約9カ月遅れた。その後、愛知・名古屋アジア大会などの出場を辞退し、9月9日に拘禁刑1年、執行猶予3年の判決を受けている。連盟は2年間の停止も検討したが、決定の遅れや被害者が厳しい処分を望んでいないこと、保険金とは別に150万円を支払ったことなどを踏まえ、3カ月短縮した。処分は通知書が届いた日に始まり、早ければ11月6日で、2028年4月の代表選考会にはエントリーできない。

金子日出澄専務理事は、事故を「かなり重大」と受け止め、報告の遅れも「重く受け止めている」と説明し、「この決定は覆らない」と述べた。本多は判決後、自身のSNSで「社会人として、また競技者としてあるまじき対応であったと深く反省しております」とつづっていた。

一方、SNSでは事故の内容や処分を受けて、厳しい見方や驚きの声が目立つ。「自業自得なので、同情できない」「時速30キロ制限の道を88~108キロって、数字だけ見ても恐ろしい」といった批判や驚きの声があがった。また「逆に執行猶予中でも選手復帰可能なんですね…」と制度面に触れる投稿も見られた。

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