オリックス・バファローズ
エース離脱を感じさせない先発陣の安定感
昨季同様に、3・4月を首位で終えたオリックス・バファローズ。開幕ダッシュを決めた大きな要因は、リーグトップの月間チーム打率.251を記録した打撃陣だろう。開幕初戦こそ無得点に終わったが、3・4月の27試合で5得点以上は9試合。西川龍馬が打率.312、本塁打1、打点12をマークし、今季から背番号1となった大太郎も打率.290、本塁打2、打点17と気を吐いた。期待の新外国人ボブ・シーモアは、打率こそ2割1分台と低迷したが、打点は12と勝負強さは見せつけた。またプロ5年目の渡部遼人が18試合で打率.391と数字を残したのは、杉本裕太郎、頓宮裕真と過去に個人タイトルを獲得した選手の不在の穴を埋めたと言える。
一方、投手陣には不安材料が残る。開幕投手を努めたエースの宮城大弥が3試合を投げて離脱。その後トミージョン手術を受けたため、今季絶望となった。それでもアンダーソン・エスピノーザが。開幕4戦4勝で防御率0.62を記録。九里亜蓮、曽谷龍平、高嶋泰都も2章ずつを挙げ、エースの穴の埋める形となった。、
昨季は7月以降に失速と悔しさを味わったが、リリーフ陣が月間防御率5点台と苦しんでいるだけに、ここをどうクリアしていくかが、今後のポイントといれる

福岡ソフトバンクホークス
左腕エース不在も層の厚さで乗り切る
開幕5連勝を飾り、今季も強さを見せつけるかに思えたホークス。しかし、3・4月は14勝12敗と貯金を2つしかつくれなかった。チーム打率.245はリーグ2位、チーム防御率3.33はリーグ3位とそれぞれ悪い数字ではない。そんな中で貯金が増やせなかった余韻を考えると3・4月の12杯のうち10敗が2点差以下の接戦を落とし、そのうち8敗が逆転負けとなっていた。ここをどう修正できるかが、リーグ3連覇へのポイントといえる。
投打の状況を見ると、リバン・モイネロがWBCの影響でチームへの合流が遅れただけでなく、コンディション調整にも時間がかかっている。実戦復帰が交流戦後という話もあるだけに、ここをどう乗り切るか。今のところは、大きな影響が出ていないが、今後どうなるか注目だ。
打撃陣については、柳田悠岐、近藤健介ら主軸は一定の成績を残しているが、山川穂高の不振が気になる。月間本塁打は5本も、打率は1割台。流れを切ってしまう場面も多いだけに、復調が待たれる。

埼玉西武ライオンズ
課題の打撃に改善の兆しが!?
開幕から一回りを終え、4勝7敗1分となったライオンズ。4月中旬までに、4連敗、3連敗があったが、終わって見れた3・4月の月間成績は13勝15敗と粘った形だ。月間チーム打率は.230とリーグワーストに終わったが、月間の得点は94でリーグ4位の数字だった。中でも奮起したのが昨オフFAで加入した桑原将志。4月下旬に離脱はあったものの、それまで打率3割をキープして打線をけん引した。また、移籍2年目でプロ11年目を迎える平沢大河が4月5日の一軍昇格以降で14試合に出場して、打率.362と気を吐いた。その一方で桑原と同じくFAで加入の石井一成が絶不調。開幕から5試合で打率.067と打撃不振に苦しみ登録抹消。4月30日に再登録となったため、巻き返しに期待が集まる。
一方の投手陣は、髙橋光成、平良海馬の2枚看板が絶好調。ともに月間防御率が0点台と安定したピッチングを見せた。リリーフ陣でも黒田将矢月間7試合で無失点を継続。ルーキーで守護神に託された岩城颯空も失点はあるが、月間で8セーブと即戦力としての期待に応えている。
4年ぶりのAクラスへ、復調気配は感じられるだけに、5月の戦いには注目が集まる。

