埼玉西武ライオンズ所属の選手に、こだわりアイテムを聞く短期連載。選手たちがこれまでにもらったアイテムから、思い入れの強いものを紹介していく思い出のプレゼント編のラストは、パワフルなバッティングが魅力の長距離砲・村田怜音が登場。トレードマークである坊主頭を維持する思い出の詰まったバリカンを紹介してくれた。

好不調の波が減ったのは先輩の助言があってこそ

197cm、115kgという恵まれた体格を生かしたバッティングが魅力の村田。今季は、まだ一軍出場を果たせていないが、コンディションはいい状態をキープできているという。

「昨年は一軍で初ホームランも打てましたが、一軍で2本、ファームで4本という数でした。一軍とファーム合わせて400打席以上チャンスをもらったなかで。6本しか打てなかった。それに比べて今季は、ここまでファームだけですが8本(7月7日時点)打てている状況なので、仕留める力というものは、少しずつ向上しているのかなと実感はあります」

自慢の長打力がプロの世界でもアジャストするようになってきているのは大きい。そして好不調の波も徐々に少なくなっているのもいいと本人は語る。

「調子が悪くなったときに、すぐに修正点を見つけて改善できるようになってきました。この背景には、一軍で実績のある方が、ケガなどでファームで調整する時期もあり、そこでいろんなことが学べたことが大きいと思います。なかでも、桑原(将志)さんから言われた「体のコンディションも考えて、感覚も重要視したほうがいいよ」と言われたことは印象に残っています。

今までは調子が悪くなると、いい時と悪い時の映像を比較して、いい時のものに戻そうとすることばかり考えていました。なので、不調になると、いいときに戻そうとばかり考え、復調までに時間がかかっていました。でも桑原さんの言葉で感覚も大事にするようになってからは、一打席一打席の感覚はどうだったかと気にするようになったのも、好不調の波を減らせる要因につながっていると思います」

小学校、中学校の同級生には、中日ドラゴンズで活躍する岡林勇希がいる。同じチームでプレーしたことはなかったが、昔から“プロ野球選手になる”といい続けていたことを覚えているという。

「実家も近所、昔からすごく刺激を受けてきました。僕はうちに秘めて頑張るタイプですが、岡林はその逆。自分から口に出して、いろいろと挑戦していた印象。なので、有言実行でプロの世界に入り、個人タイトルを獲得しているわけですから、本当にすごいと思います。なので、僕も彼に追いつけるように、もっと頑張りたいです」

画像: 好不調の波が減ったのは先輩の助言があってこそ

プロ入りのお祝いに後輩がプレゼント

恵まれた体格も村田の魅力だが、高校時代からずっと変わらない丸刈りのヘアスタイルもトレードマークのひとつ。そのヘアスタイルをキープするために、今は大学の後輩からプレゼントされたバリカンを大切に使っているという。

「大学時代に、一緒にバッティングセンターに行っていた後輩が、プロ入りが決まったときにプレゼントしてくれました。それまでは、理髪店に行っていたのですが、今はこのバリカンを使って自分で整えています。丸刈りにこだわっているのは、ヘアセットの時間がもったいないのと、野球において髪の毛は必要ないかなという思いもあるので。入団会見のときも、丸刈りでずっといきますと宣言もしているので、貫き通したいと思います」

画像: プロ入りのお祝いに後輩がプレゼント
画像: こちらが村田の愛用するバリカン

こちらが村田の愛用するバリカン

チームが優勝争いをする中、ペナントレース後半から終盤にかけては、ムードを一発で変えられる長距離方の存在はより大きくなる。そのことは本人も十分に理解している。「ホームランや長打を期待されているのは十分に理解しています。今はいつ一軍に呼ばれてもいいように、いい状態を整えて、ファームで結果を残すこと。そして一軍に呼ばれたら、一発回答できるような活躍ができればと思います」

一発が魅力となる村田が必要になる時期は必ずある。そのときまで、プロ3年目のスラッガーは、己の武器を磨き続ける。

取材・構成:松野友克(Baseball Times編集部)
画像:株式会社西武ライオンズ、共同通信社

This article is a sponsored article by
''.