カカ


ブラジル代表:92試合29得点(2002-2016)
カカはサッカー王国のブラジルにおいても“最も完璧に近い選手”だった一人かもしれない。
186cmという大柄ながら圧倒的なスピードと高度な技術、決定力を有した天才MFは、ミランに第二の黄金期をもたらし、ドゥンガ体制のブラジル代表ではあのロナウジーニョの全盛期に彼を押し退け10番を背負った。
サッカー界では現在、10年以上にわたってメッシ・ロナウドの2強時代が続いているが、カカはその彼らの時代が到来する前、最後のバロンドールを受賞した選手である。
アメリカの青春ドラマに出てきそうな爽やかな風貌は常に女性たちの憧れの的だった。また、サッカーに対する真摯な姿勢と謙虚な態度もあって、今なお国境や年齢・性別を問わず愛される存在だ。
