カタールで開催されているFIFA U-17ワールドカップ2025は、ラウンド32が終了。今大会の16強が出揃った。
グループBを1位で通過したU-17日本代表は、決勝トーナメント1回戦でグループA2位の南アフリカと対戦。試合はスコアレスで迎えた後半、FW浅田大翔、FW吉田湊海、DF藤井翔大がゴールを奪い、3-0の快勝を収めている。
特に、エースストライカーの浅田と10番の吉田に今大会初ゴールが生まれたのは朗報。藤井のヘディング弾も今大会初めてとなるセットプレーからの得点であり、チームに勢いがつく勝利となった。

大会途中ながら新ユニフォームへ移行し、南アフリカに快勝したU-17日本代表
ただし、ラウンド16は小杉啓太や中島洋太朗を擁した前回の2023年大会も到達した場所(スペインに1-2で敗退)。ここを勝てば、1993年大会と2011年大会で記録した過去最高成績のベスト8に並ぶ。
注目のラウンド16、日本の対戦相手は、同じ東アジア勢の北朝鮮だ。
北朝鮮は今年4月のAFC U17アジアカップ2025において、タジキスタンに次ぐグループ2位でワールドカップの出場権を獲得。この時は準々決勝でもインドネシアに6-0の大勝を収め、ベスト4の成績を残した(準決勝でウズベキスタンに0-3敗戦)。
今大会は、前回王者ドイツや南米の強豪コロンビアと同居したグループを1勝1分1敗の3位で突破。ラウンド32ではイングランドを破りグループ1位で勝ち上がってきたベネズエラを2-1で退けている。

ベネズエラ戦2ゴールのエースFWキム・ユジン
先日、FIFA U-17女子ワールドカップ2025で連覇を達成した女子代表チーム同様、北朝鮮は育成年代での国家的な強化が実を結んでおり、気を抜けない相手であることは間違いない。
しかも、日本はグループステージ最終節のポルトガル戦でラフプレーにより退場したMF長南開史が引き続き出場停止(※出場可能になるのは準決勝以降)。ただ、今大会は各選手が持ち味を存分に発揮しており、廣山望監督にとっては嬉しい悩みとも言える状況だ。
日本と北朝鮮の一戦は、日本時間11月19日(水)0:15からドーハのアスパイア・ゾーン・ピッチ4にて開催。気になる放送予定は以下の通り。
テレビ放送
J SPORTS 2
解説:名良橋晃
実況:原大悟
ネット配信
J SPORTSオンデマンド
今大会の日本での放映権はJ SPORTSが取得。日本代表の全試合、および準々決勝以降の全試合を生中継する。北朝鮮戦も解説実況は、「全力応援解説」が話題の名良橋晃氏と原大悟氏の黄金コンビが務める。
J SPORTSオンデマンドは、サッカー・フットサルの番組が見放題の「サッカー・フットサルパック」が月額1,450円(税込)となっており、25歳以下の方は「U25割」により月額725円で楽しむことができる。
また、U-17ワールドカップは「ABEMA de J SPORTS」でも視聴することが可能。こちらは月額2,840円(税込)となっている。
筆者:奥崎覚(編集部)
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