7日に日本代表と対戦する予定となっている中国代表チーム。この数年間外国で生まれた選手たちを積極的に引き入れ、強化を進めてきた。
今回はそんな「他の国で生まれたものの帰化して中国代表に入った選手」をご紹介する。
ティラス・ブラウニング

クラブ:広州FC
もともとの国籍:イングランド
中国名:蒋光太
10歳からエヴァートンのユースで育成されたディフェンダー。イングランドのU-17~21の代表チームに招集されたこともある有力な若手選手だったが、トップチームではなかなか出番が得られずにウィガン・アスレティック、プレストン・ノースエンド、サンダーランドへとローン移籍していた。
ただ彼は中国人の祖父がいる選手であることで知られており、2019年に中国の帰化政策によって代表入りを打診された。そして広州恒大(現:広州FC)へと加入し、次年度に中国代表の招集を受けることになった。
右サイドバックとセンターバックの両方をこなすユーティリティDFで、181cmというあまり大きくはない体格であるが強靭なフィジカルを武器としている。
エウケソン

クラブ:広州FC
もともとの国籍:ブラジル
中国名:艾克森
2011年にマノ・メネゼス監督によってブラジル代表にも選出された経験を持っているストライカー。ただその試合でプレーしなかったことによって中国代表に入る権利が残った。
ボタフォゴから2013年に広州恒大へと加入し、多くのゴールを量産して衝撃を与えた。2015年には上海上港(現:上海海港)へと移ってさらなる活躍を見せ、2019年に復帰している。年俸は1000万ユーロ(12億円)を超えているとか。
2019年には帰化政策による誘いを受託。ルーツを持っていない選手としては初めて中国の代表チームに選出されることになった。
