オランダ1部NECナイメーヘンで活躍する佐野航大は、22歳の日本代表MFだ。
岡山県出身で、ファジアーノ岡山でプロになった後、19歳だった2023年夏にNECへ引き抜かれた。
今年6月に日本代表デビューを飾り、兄である佐野海舟との共演も果たした。
その佐野、小川航基、塩貝健人の3選手が所属するNECは、23日に上田綺世と渡辺剛擁するフェイエノールトを4-2で撃破。佐野のパフォーマンスは、現地で称賛されている。
『ESPN Dit Was Het Weekend』で、ブラム・ファンポレン(元ズヴォレ選手)とマリオ・ベーン(NECやフェイエノールトで監督を務めた人物)は、こう話していたそう。
「佐野は伝統的なトップ3(アヤックス、PSV、フェイエノールト)にいても違和感がないだろう。成長を続けていくはずだ。
彼ら日本人は全員、マシーンだ。いい意味でね。自分の体に気を配り、全力を尽くす。チームにはそういう選手が欲しい。
(佐野は)ボールスキルにとても優れており、どこにでも顔を出す。重心が低いので、ボールをインターセプトすることが多い。インテリジェントな選手でもあるから、トップ3のレベルでプレーできるはずだ」
「佐野は並外れたMF。ものすごいポテンシャルがある。テクニックに優れ、常に前に向かってプレーするし、ペナルティエリア内にも入ってくる」
佐野は中盤ならどこでもこなせるほか、DFがいなくなったNECで急造CBとしてプレーするなどサッカーIQに長けている。
現地でも、日本人的な優れたプロフェッショナルで、オランダの3強クラブでプレーできるレベルにあると高く評価されているようだ。
実際、この夏には昨季王者PSVが佐野の獲得を狙っていたとも噂されている。
筆者:井上大輔(編集部)
