現在オランダで得点を量産している上田綺世。

今季でフェイエノールト加入から3シーズン目を迎えた日本代表FWについて、昨季途中から同クラブを指揮するロビン・ファン・ペルシー監督は高く評価しているようだ。

現役時代は世界的なFWとして活躍し、プレミアリーグ得点王にも輝いた実績がある同監督。

27日に行われるUEFAヨーロッパリーグ(EL)第5節セルティック戦の前日会見に出席したファン・ペルシー監督は、今季リーグ戦で13ゴールを挙げている上田についてこう語った。

「彼は非常に力強いシュートを持っている。フリーキックも蹴れるはずだ。ただ、彼自身はそこに立とうとしない。おそらく、文化的な違いがあるのだろう。良いストライカーの条件について話すなら、彼はすべてを満たしているね」

上田のストライカーとしての能力の高さを評価した同監督だが、改善点についても言及した。

「もう少し器用さがあってもいいかもしれない。例えば、倒れるタイミングだったり、身体の使い方を少し工夫するとかね」

またファン・ペルシー監督は、上田がよく相手選手から蹴られていることに対して「たまにはやり返していいと思う。最高のストライカーたちもそうしてきた。それも重要なプレーの一つだよ」と語った。

日本人選手が苦手とする“狡猾さ”が少し足りないといった指摘をしながらも、ファン・ペルシー監督は上田のさらなる活躍に期待している。

「彼はチームプレーヤーだ。一緒に仕事をするのは楽しい。まだまだ伸びしろがあるよ」

なお上田はセルティック戦で先制ゴールを決めたが、チームは1-3で逆転負けを喫している。

筆者:江島耕太郎(編集部)

This article is a sponsored article by
''.