今シーズンからオランダの名門アヤックスでプレーする日本代表DF板倉滉。
188cmの長身センターバックだが、足元の技術に優れるため、守備的MFとしてもプレーできる。
オランダ1部リーグで最多優勝を誇るアヤックスだが、今シーズンは低調。そのため、ジョン・ハイティンハ監督をわずか13試合で解任すると、ウィンターブレイクまではフレット・フリム暫定監督がチームを指揮することになった。
アヤックスは守備に問題を抱えており、フリム監督は、25日のUEFAチャンピオンズリーグ対ベンフィカ戦で、板倉をセンターバックではなく、守備的MFとして起用した。
そうしたなか、『VI』などによれば、フリム監督は、板倉が発言したとされる一部報道を否定したという。
フリム監督は、板倉が守備的MFとして練習したことはなかったと発言したと聞かされるとこう答えたそう。
「事実無根だ。そのインタビュー後に滉と話したが、彼はオランダメディアには話していないと言っていた。日本のインタビュー?それなら正しく翻訳されなかった」
指揮官は「滉はそのインタビューを否定した。(情報源が日本メディアだと聞かされると)正しく翻訳されなかった」とも語っていたようだ。
そのうえで、フリム監督は「(板倉は)インターナショナルブレイクから戻ったトレーニング初日は時差ボケのために早めに入ってもらった。翌日、滉をそのポジションで練習させた。だから、本当に様々なことが言われ、書かれている。滉を6番(守備的MF)に入れるのは、少なくとも守備面では非常にうまくいった」とも述べていたという。
板倉は今月18日に国立競技場で行われた日本代表対ボリビア戦にフル出場。その後、アヤックスに戻ると22日のエクセルシオール戦には出場せず、25日のベンフィカ戦に先発したが、守備的MFとしての練習はしていたようだ。
筆者:井上大輔(編集部)
