Jリーグが誇る強豪である浦和レッズは、3度のアジア制覇を成し遂げている。

2017年にAFCチャンピオンズリーグ優勝を果たした際、背番号10を背負っていたのは、柏木陽介氏だ。

柏木氏は天才肌のレフティとして活躍した日本代表経験者で、2023年シーズン限りで引退した。

同氏は、10番をつけていたサンフレッチェ広島から、2010年に浦和へ移籍。浦和では背番号8を6シーズンつけた後、2016年から10番に変更した。

画像: (C)Getty Images
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柏木氏は、DAZNの『もりちゃんずコロシアム』に出演すると、浦和では背番号10への変更を断っていたと明かした。

「10番、ずっと断っていたので。2012年からかな、ずっと10番をつけてくれと言われていて。『いや、重たいので無理です』って。

ロビー(ロブソン・ポンテ)がつけていて。(彼の退団で)空き番号になって、つけてって言われたけど、ずっと嫌やって…」

浦和で10番をつけたブラジル人MFポンテは2010年に退団。翌シーズンからは、同じくブラジル人MFマルシオ・リシャルデスが2014年まで浦和の10番をつけた。

柏木氏は「重たい」として、10番への変更要請を辞退していたが、「(自分に)もっとプレッシャーを与えようかなみたいな感じで」最終的には受け入れることにしたという。

浦和ファンであるお笑いコンビ『カカロニ』のすがやさんも番組に出演しており、柏木氏が10番をつけたことについては、「(クラブの)歴史的にも本当にすごいことです。ブラジル人ばっかりのなか、ついに柏木さんが」と語っていた。

実際、ポンテの前もブラジル人FWエメルソンらが浦和の10番をつけており、日本人の10番は福永泰さん以来のことだった。

なお、現在浦和で10番をつけているのは、中島翔哉。

筆者:井上大輔(編集部)

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